結露はなぜ起こる?
空気中には水蒸気(水が気体の状態)が含まれています。
空気に含まれる水蒸気の量が一杯の状態を、飽和状態(飽和水蒸気量・露点温度(相対湿度100%))といい、水蒸気量がそれ以上になると、水として現れ、物に付着し結露となります。
空気をコップと考えて下さい。コップに水を注いでいきます。コップの半分当たりで湿度50%、コップ一杯で湿度100% 飽和状態となり、それ以上注げば水は溢れ出します。この状態が結露です。
気温によって含まれる水蒸気の量は異なります。(コップの大きさが変わる)
飽和水蒸気量は(1立方メートルあたり)
5℃ ≒6.8g 10℃ ≒9.4g 15℃ ≒12.8g
20℃ ≒17.3g 25℃ ≒23.1g 30℃ ≒30.4g
と気温が高いほど含まれる水蒸気の容量は多くなります。
冬場の外気は乾燥しがちですが、室内では人が生活しており、人から発生する水分(呼吸など)、料理等で発生する水分などで湿度は上昇しています。
室温25℃湿度50%の時、水蒸気量は約11.5g含まれています。外気温が10℃とすると、外気に接している窓ガラス等は外気温に近づきガラス付近の空気が冷やされ結露が発生します。(25℃ 50%で 11.5g-10℃飽和水蒸気量 9.4g≒2.1g結露する)
人が生活していることで湿度は上昇します。結露予防としては、空気中の水分量を減らす必要があります。冬場の換気(外気の湿度が低い)(夏場はエアコンの使用により外気のほうが湿度が高い場合あり注意)や除湿機などを使用し室内の湿度を下げ、室内の空気を撹拌(湿度の高い部位をなくす)することが有効です。
ここ数日 涼しくなってきました。体調管理をしっかりとし
頑張っていきましょう!!